健康寿命をご存じですか?

最近よく耳するようになった「健康寿命」という言葉をご存じですか?
健康寿命とは、日常生活に支障がなく、制限のない活動レベルが維持出来ている
状態で過ごせる年齢の事です。
通常の平均寿命よりも短いのが普通です。
平均寿命から健康寿命を引いた年数の間は、身体に何かしらの不自由を感じ、
介助や介護を必要とする状態で過ごす事になります。
つまり、この平均寿命と健康寿命の差が開けば開くほど、
要支援や要介護となって過ごす時間が長いという事になります。

2016年の厚生労働省データによると、女性の平均寿命は87.14歳、健康寿命は74.79歳で
その差は12.35年、男性の平均寿命は80.98歳、健康寿命は72.14歳でその差は8.84歳
となっています。
つまり、女性では約12年、男性では9年もの間、要支援や要介護になって過ごす事になりますね。
そんなに長い間なのか、と驚きますよね。
そんなにも長い年月を、生活の制限や不自由な身体で過ごすのは、かなり辛い事でよね。

以前私の勤めていた施設で、高齢女性利用者さんと話していた時の事です。
その方が、「いつのまにかこんな身体になっちゃったのよ」
とおっしゃっていたのを思い出します。
何とも言えない悲しそうな様子が、今でも胸に残っています。
これ以上要介護・要支援の方を増やさないように、悲しい思いをさせないように
自分に何かできないのかなぁと考えていました。
それは、身体機能の低下していく前に、身体のケアと運動を習慣にしてもらう
という事でした。
その人に合ったケアを行って、その人に合った運動を選んで指導する事で、
健康寿命を延ばし、いつまでも自由に自分の思い通りの生活を
送る事ができるのではないかと思っています。
いつまでも若々しく、健康的な毎日を送る生活
そのお手伝いをさせて頂けたらと思います。

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