膝の話
皆さんこんにちは!
今日は膝の話です。
膝は、肩や股関節のように、しっかりとはまり込んでいる関節ではなく
細長い骨同士をつなぐように重ねているだけなので、非常に不安定なのです。
骨の代わりに多くの筋肉の腱が、膝関節を支えています。
太ももの表と裏には大腿四頭筋やハムストリングスといった筋肉があり、ふくらはぎには
下腿三頭筋やヒラメ筋といった筋肉があります。それらはみんな膝についていて、
膝に影響を与えています。
膝は伸展位では、骨で上半身の重みを支えていますが、
屈伸の運動では身体を前や上に運ぶ役目をしています。
つまり、立ち方や座り方、曲げ伸ばしによる動作のすべてが膝に影響を与えるという事ですね。
という訳で、激しい運動や過体重や歩きすぎなど様々な原因で膝の痛みが発症します。
それ以外でも、加齢による骨粗しょう症や筋力低下などでも痛みが出ますね。
こちらは中年以降の女性に多く見られます。
膝の疾患の中でも最も多いのは、変形性膝関節症です。
これは膝関節の変形で起こる事で知られていますが、見た目にもはっきりとわかるO脚
だけではなく、見た目にはまっすぐに見える脚でも実は変形予備軍である場合があります。
それは、膝のねじれです。
多くの場合は、太ももが内側にねじれていて膝から下が反対に外へねじれています。
大腿骨が外へ張り出していて、膝は過伸展、足部の内側に体重がかかっています。
股関節が外旋しにくいので、脚が開きにくくあぐらがかきにくいですね。
身体はつながっているので、膝は上下の関節(股関節と足関節)に影響を与えます。
ねじれがある脚で、膝を酷使したり体重が増えたりすると痛みにつながります。
まだ痛みが出る前から、ストレッチや筋力トレーニングを習慣にして、
予防していきましょう。何事も予防が大切ですね!